7月22日にリリースしてからいまだにアルバムの楽曲の紹介が終われていません。ですが、もう大詰めです。
今日はアルバム8曲目の ”I Need You” という曲について。
珍しくピアノイントロで始まるこの曲は、アルバム中もっともポップな ソウル・ナンバー ではないでしょうか?
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で、話はいきなり変わりますが、私が本格的にバンド形式で演奏するようになったのは35歳過ぎてからでした。かなり異常というか、普通の人ならむしろバンドを辞める年齢ですね(笑)。
とは言うものの、社会人になってから音源制作には関心があったようでして、カセットテープに自作の音源を録音したりとかしてました。やはり、1990年代の Club Music (Jazzy House, Techno, Hip Hop あたり)に影響を受けたものが多かったです。
Roland JV-1000 Workstation |
当時としては画期的なフロッピーディスク付(笑)!
この JV-1000 、惜しいことに、シンガポールにもっていったら鍵盤の奥の接着剤がドロドロに溶けてしまい、鍵盤が次第に戻らなくなり、最後は粗大ゴミに。異国の地で処分してもらいました。
TASCAM PORTA 07 |
カセットテープに録音する以外なかったのですが、使っていたのはこれ。
TEAC TASCAM PORTA 07
これはまだ実家にあったような気が。
ちなみにこのレコーダーで録音されたカセットテープをそのまま普通のカセットデッキで再生すると速さが2分の1、ということは2分の1の周波数(つまり音が低い)で再生されるので、まともに鑑賞することはできません。
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さて、話は戻りまして、今回の Q.A.S.B.のアルバムに入れる曲を考えていたときに、ふと当時の音源で1970年代ソウル風にアレンジしたら使えるかなと思い当たったのが、実は "I Need You" の元曲。
この元曲、大まかなメロディーは覚えていたのですが、結構コードチェンジを多用していたため、どうしても細部が思い出せずすぐに再現できませんでした。
もしかしたら当時のカセットテープが保管されていなかったか?と実家にある膨大なカセットテープの中から、タイトル記載のない使用済みと思われるテープを持ち出し、ようやく自宅のカセットデッキで探し当てたところ、案の定、速さが2分の1のマスターの方。
ピッチが極端に低くなっているため、聞き取りにくかったのですが、コードはなんとか確認できて、デモを作り直すことができました。
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この曲はたぶん作ったのは1995年前後と思われるので、結局のところ、約20年間の歳月を経て日の目を見たというわけです。
歌えるようにメロディを多少変えたり、また、ホーンアレンジやコーダの付け加えなどありましたが、大まかな構成はほぼそのまま。
ちなみに楽曲名ですが、もちろん"I Need You" ではありません!大した名前ではないので伏せておきましょう。
ということで、楽曲解説シリーズもあと1曲を残すのみ!
ではまた~
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