Tokyo based funk/soul group,Q.A.S.B.'s Official Blog

2015年10月26日月曜日

20年後に日の目を見た曲 "I Need You"

ちょっと間が空いてしまいましたが、鍵盤masaです。

 7月22日にリリースしてからいまだにアルバムの楽曲の紹介が終われていません。ですが、もう大詰めです。

今日はアルバム8曲目の ”I Need You” という曲について。

珍しくピアノイントロで始まるこの曲は、アルバム中もっともポップな ソウル・ナンバー ではないでしょうか?

※ ※ ※

で、話はいきなり変わりますが、私が本格的にバンド形式で演奏するようになったのは35歳過ぎてからでした。かなり異常というか、普通の人ならむしろバンドを辞める年齢ですね(笑)。 

とは言うものの、社会人になってから音源制作には関心があったようでして、カセットテープに自作の音源を録音したりとかしてました。やはり、1990年代の Club Music (Jazzy House, Techno, Hip Hop あたり)に影響を受けたものが多かったです。

Roland JV-1000 Workstation
制作に使った音源は、ドラム、ベースからシンセまで、すべてRoland JV-1000 Workstation
当時としては画期的なフロッピーディスク付(笑)!


この JV-1000 、惜しいことに、シンガポールにもっていったら鍵盤の奥の接着剤がドロドロに溶けてしまい、鍵盤が次第に戻らなくなり、最後は粗大ゴミに。異国の地で処分してもらいました。

TASCAM PORTA 07
あと、この時代、CubaseとかSonar とかDAWソフトのようなパソコンでできる便利な楽曲制作ツールがありませんでした。

カセットテープに録音する以外なかったのですが、使っていたのはこれ。
TEAC TASCAM PORTA 07
これはまだ実家にあったような気が。

ちなみにこのレコーダーで録音されたカセットテープをそのまま普通のカセットデッキで再生すると速さが2分の1、ということは2分の1の周波数(つまり音が低い)で再生されるので、まともに鑑賞することはできません。

※ ※ ※

さて、話は戻りまして、今回の Q.A.S.B.のアルバムに入れる曲を考えていたときに、ふと当時の音源で1970年代ソウル風にアレンジしたら使えるかなと思い当たったのが、実は "I Need You" の元曲。

この元曲、大まかなメロディーは覚えていたのですが、結構コードチェンジを多用していたため、どうしても細部が思い出せずすぐに再現できませんでした。

もしかしたら当時のカセットテープが保管されていなかったか?と実家にある膨大なカセットテープの中から、タイトル記載のない使用済みと思われるテープを持ち出し、ようやく自宅のカセットデッキで探し当てたところ、案の定、速さが2分の1のマスターの方。

ピッチが極端に低くなっているため、聞き取りにくかったのですが、コードはなんとか確認できて、デモを作り直すことができました。

※ ※ ※

この曲はたぶん作ったのは1995年前後と思われるので、結局のところ、約20年間の歳月を経て日の目を見たというわけです。

歌えるようにメロディを多少変えたり、また、ホーンアレンジやコーダの付け加えなどありましたが、大まかな構成はほぼそのまま。

ちなみに楽曲名ですが、もちろん"I Need You" ではありません!大した名前ではないので伏せておきましょう。

ということで、楽曲解説シリーズもあと1曲を残すのみ!

ではまた~





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